商品のデータ情報と一致する画像URLを一括でダウンロードし、それをスプレッドシートに保存することは多くの場面で必要になります。Octoparseを使用すれば、すべての画像URLを自動的にスクレイピングするプロセスを簡単に自動化することが可能です。しかし、画像URLではなく、実際の画像をスプレッドシートに表示させたい場合、どのように対応すればよいのでしょうか?
この状況に対する対策
ウェブ版やMicrosoft 365版のExcel、あるいはウェブ版のGoogle sheetsのスプレッドシートで、関数IMAGE
を使用することで、簡単にスプレッドシートに画像を表示させることができます。以下のスクリーンショットのように、関数を使用することで画像をセル内に直接表示できます。
以下にてウェブ版やMicrosoft 365版のExcelとウェブ版のGoogleのスプレッドシートにおいて、どのように関数IMAGE
を使用するか詳しく説明します。
Microsoft 365版やウェブ版のExcel
まず、Microsoft 365版のExcelをダウンロードするか、ウェブ版のExcelに登録してください。
注:Microsoft 365のウェブ版Excelは、無料でご利用いただけます。Microsoftアカウントを作成し、ウェブブラウザからアクセスすることで、Excelを含むWordやPowerPointなどのアプリケーションを無料で使用できます。(Microsoft 365のデスクトップ版Excelや追加機能を利用する場合は、有料のサブスクリプションが必要です。)
ウェブ版のExcelのアクセスリンク: 無料の Microsoft 365 Online | Word、Excel、PowerPoint
その後、画像URLを収集したExcelファイルを開き、画像URLが記載されているセルの隣のセルに、以下のように入力してください。
=IMAGE(URL) or =IMAGE(cell)
例: =IMAGE("https://dynamic-media-cdn.tripadvisor.com/media/photo-o/1a/fe/59/4d/img-20200224-153729-largejpg.jpg?w=200&h=-1&s=1")
=IMAGE(K4)
動作:
セル内に指定されたURLの画像を表示します。
画像はセルのサイズに合わせて自動的に縮小または拡大されます。
デフォルトでは、画像のアスペクト比(縦横比)は維持されます。
エクセルの=IMAGE
関数では、以上のデフォルトモードのみサポートされております。
ウェブ版のGoogle sheets
まずはウェブ版のGoogle sheetsに登録してください。追加機能を使用しない場合、基本的に無料でご利用いただけます。以下はアクセスリンクです:
Googleスプレッドシートはモード1〜4を選択する機能をサポートします
モード 1(デフォルト):画像のアスペクト比を維持しつつ、セル内に収まるようにスケールします。
=IMAGE("URL", 1)
モード 2:セルを埋めるように画像を伸縮させます。
=IMAGE("URL", 2)
モード 3:元の画像サイズを保持し、セルを超えることがあります。
=IMAGE("URL", 3)
モード 4:カスタムの高さと幅を指定します(height
とwidth
が必要)。
=IMAGE("URL", 4, 200, 150) -- 画像を200px × 150pxに設定