Octoparseは、Googleスプレッドシートへのデータエクスポートを手動または自動で行うことができます。
Googleスプレッドシートへの接続には、次の2つの方法があります。
OAuth認証: GoogleアカウントをOctoparseに直接認証する方法です。設定手順が簡単で、Googleドライブに新しいスプレッドシートが作成されます。
サービスアカウント: Googleサービスアカウントを使用してOctoparseに接続する方法です。サービスアカウントの作成には、やや複雑な手順が必要ですが、Googleアカウントのセキュリティを高めることができます。
備考:Google側は無料でAPIを提供しております、リクエストの制限についてこのページをご覧ください。
1. OAuth認証: GoogleアカウントでOctoparseにログイン (推奨)
この方法は、バージョン8.7.4以降で利用可能です。最新版はこちらのURLからダウンロードしてください。https://www.octoparse.jp/download
ステップ1:データのエクスポート先として「Googleスプレッドシート」を選択します
ステップ2:設定に名前を付けて保存(次回から同じ設定を簡単に利用できます)
ステップ3:認証タイプとして「OAuth」を選択し、「アカウントを認証」を選択する
ステップ4:画面の指示に従って、OctoparseにGoogleアカウントへのアクセスを許可
ステップ5. スプレッドシートを追加
作成するスプレッドシートの名前を入力
ヒント: この方法では、Octoparseで新しいスプレッドシートを作成し、そのスプレッドシートにデータを追加できます。既存のスプレッドシートは選択できませんのでご注意ください。
ステップ6:シートを選択
ステップ7: 「エクスポート」をクリック
2.サービスアカウント:Googleサービスアカウントを作成し、Octoparseに接続します
OctoparseでGoogleスプレッドシートにデータをエクスポートするには、事前にGoogleアカウントでいくつかの設定が必要です。
ステップ1:Google Cloud Consoleで新しいプロジェクトを作成
Google Cloudにアクセスし、Googleスプレッドシート用の新しいプロジェクトを作成します。
「プロジェクトを選択」(または、他のプロジェクトがある場合は既存のプロジェクト名)をクリックし、ポップアップウィンドウから「新しいプロジェクト」を選択
プロジェクトに名前を付け、「作成」をクリックして続行
ステップ2:APIライブラリでGoogle Sheets APIを有効にします
ステップ3:サービスアカウントを作成し、.jsonファイルをダウンロードします
IAMと管理の設定で「サービスアカウント」に移動し、「+サービスアカウントを作成」をクリック
サービスアカウントIDを入力し、「完了」をクリックして設定を完了します。その他の設定はすべて任意です
現在のプロジェクト下にメールアドレスが表示されます。これがクライアントメールです。右の「詳細を確認」クリックして詳細ページに移動します。
詳細ページに移動したら、「鍵」に切り替え、「キーを追加」をクリック
「新しいキーを作成」をクリック
「作成」をクリックしてJSONファイルを生成し、デバイスにダウンロード
デバイスに.jsonファイルがダウンロードされます。サービスアカウントキーは、漏洩した場合、セキュリティリスクとなる可能性があります。ローカルデバイスの安全な場所に保管してください。
ステップ4:サービスアカウントにスプレッドシートへのアクセス権を付与します
対象のGoogleスプレッドシートに移動し、サービスアカウントのメールアドレスを「編集者」として追加して共有
これでGoogleアカウント側の設定は完了です!🥳🎉
ステップ5:サービスアカウントを選択した後、必要な情報を入力します
対象のGoogleスプレッドシートのURLを入力し、先ほどダウンロードした.jsonファイルにあるクライアントメールと秘密鍵を入力します。「接続テスト」をクリックして設定をテストできます
ヒント:秘密鍵には「-----BEGIN PRIVATE KEY-----」と「\n-----END PRIVATE KEY-----\n」を含める必要があります。
ステップ6. 「エクスポート」をクリックします
ヒント:Octoparseタスクで多くのデータフィールドを追加している場合は、スプレッドシートにデータを受け入れるのに十分な列があることを確認してください。
クラウドデータを自動エクスポート
Octoparseバージョン8.6以降では、クラウドデータをGoogleスプレッドシートに自動的にエクスポートできます。
「タスク設定」->「自動収集」->「データベースへエクスポート」->「編集」をクリック
この自動エクスポート計画項目の名前として、「スケジュール名」を入力
認証方法のいずれかを選択し、必要な情報を入力
必要に応じて「実行間隔」を設定
「接続テスト」をクリックして、接続が機能するかどうかを確認
「完了」をクリックして設定を保存
設定後、自動エクスポートツールがポップアップ表示され、自動エクスポートタスクが有効になります。
注記:
バージョン8.6.8以降、Googleスプレッドシートへの自動エクスポート機能が強化されました。スケジュールツールを起動したままにする必要がなくなり、デバイスを閉じてもバックグラウンドでエクスポート処理が継続されます。(MySQLやSQLデータベースへのエクスポートについては、引き続きスケジュールを起動しておく必要があります。)
Googleスプレッドシートへの自動エクスポートでは、前回エクスポート以降に追加された未エクスポートのデータのみがエクスポート対象となります。
Googleスプレッドシートにデータを自動エクスポートするその他の方法
Octoparseは現在、Googleスプレッドシートにデータを自動エクスポートする以下の方法をサポートしています。
Zapier経由: Zapierを介してデータをGoogle Sheetに保存する方法
Octoparse OpenAPI経由: APIドキュメントとGithubサンプルコードをご確認ください
Mixed Analytics API Connector(Googleスプレッドシート拡張ツール)経由:Mixed Analytics API Connectorを使用してGoogle Sheetsへデータをエクスポート